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SS:金色の鳥かご −02と03 

結構、自分では処理が出来ないものになってきておりますw
オチはもうぐだぐだに(ry

えちいシーンは、どうしよう(´・ω・`)

そして、殴られそうな内容になる中盤が怖い・・・



 still my words. 様の YURI-sisに寄稿

 >>http://honey.mimoza.jp/


―3―

「はやてちゃん!」

涙交じりの声でうっすらと意識が戻っていく。

「シャマル」

助かった?
意識を無くしたとき、もう戻れないかもと思った。

「良かった、本当に良かった」

抱きついてくるシャマル。
私も戻れて本当に良かった。家族と恋人を置いていくのは嫌だ。
自分はいつも取り残されるほうだったから、出来る限り生きていたい。

「心配、させてしもうたな」

「本当ですよ!」

「ヴィータやシグナムは?」

真っ先に駆け付けてきそうな二人がいない。
貧血で倒れただけで、はやて、はやてと喧しかったはずなのに。

「あ、うるさいので病室の外に」

微笑む白衣のシャマルは、何処かの白い魔王と同じ雰囲気がした。

「はあ、でも、無事に戻れてよかったわ〜。処置はシャマルがしてくれたんか?」

問いかけにシャマルの表情が固まる。
その様子から、体に何か後遺症でも残った、あるいは別の何かがあるのだと察した。

「シャマル、どんな後遺症のこったん?」

責めるわけでもなく、普通に。
後遺症が残ろうが、シャマルのせいではない。
襲撃された時点で、それは仕方のない事なのだ。

「……その、足が」

「足?」

「あんなにリハビリして取り戻したのに……。
 ごめんなさい、はやてちゃん。ごめんなさい。」

足……。
言われて、動かそうとしてみる。

動かない。

夜天の魔道書の力を得る前の状態。
私の体は、あの車椅子の頃と変わりなくなっていた。

でも、そんなことよりすることがある――

「シャマル、泣かんでええよ」

「……はやてちゃん」

「元に戻っただけやしな〜。これでも車椅子生活に関しては達人なんやで?」

嘘でもなんでもいい。
笑おう。
私は夜天の主 八神はやて なのだがら。
皆を笑わせてあげるのが、私の今の精一杯だ。

「さ、ヴィータ達も待ちくたびれたやろ。部屋いれたげて」

「はい、はやてちゃん」

病室に入ってきたのは家族、だけではなくて、
なのはちゃんや、ヴィヴィオ、それにどうやって暇を見つけてきたんだか
機動六課の面々がずらずらと並んでいた。

これには苦笑するしかなくて――

「来すぎや!」

そういって、微笑もうとしたが、うまく出来なくて。
でも、泣くわけにはいかない。
そんな私の変わりに皆が号泣して、なのはちゃんは私を抱きしめたまま
一晩ずっと泣いていた。

―4―

一夜明けて、通信のアラームが何度もなる音で目覚める。
パネルを開くとフェイトちゃんがノイズ交じりに映っていた。

「はやて! はやて」

「はいはい、何度も呼ばんでも生きてますよ〜」

「何で、そんなに悠長なの!怪我だよ!大変なんだよ!」

「ま〜慌てたら、治るもんやったら慌てるけどな」

そう言って笑うと、フェイトちゃんが泣きそうな顔をする。

「今日、戻るから! すぐ戻るから!」

必死に帰る!と訴えている横で補佐のシャーリーが泣きそうな顔をしている。
そもそも、ノイズが入るような所まで行っているなら
戻りも大変だと思うのだが。

無理して、一週間にした任務はフェイト執務官の最短任務達成記録・更新なんてことになるのだろう。

「程々でお願いします」

「うん、わかった!」

絶対に分かってない。
分かってないけど、了解の意味でとったなフェイトちゃん。
足が動かないというのに、何だか元気になっていくのが不思議だ。


午後、シャマルから詳しく足の事を聞くと。
どうやら、撃ってきた相手が相当の相手だという事が分かった。
魔力ダメージで麻酔のように痛みを軽減。
その後、必要最低限の箇所、筋組織や血管を断裂・縮小させて足を動かなくした、というものだった。

ただ、救いとしては検査の結果、怪我した筋組織や血管は元に戻るという事。
半年程度で治療を受ければ元に戻るらしい。
シャマルや皆は喜んでいたが、私は解せなかった。

なぜ、足だけ狙ったのか。
狙った割には直せるように調節した砲撃。

威嚇?
なら、何かメッセージが届いていてもいいはず。
調べてみても、いいかもしれない。

喜ぶ皆に笑顔で答えながら、リーンに念話で資料を転送するようにいった。


―5―

今日帰るから!という無茶な宣言どおり、通信から一日でフェイトちゃんは帰ってきた。
やや、ボロボロのバリアジャケットのまま病室にやってくるのはお約束だろうか。

「はやて!」

「あ〜まずは、抱きつく前に制服になって欲しいところやな」

聞いちゃくれないと思ったが、フェイトちゃんはそのまま抱きついてきて
離れなくなり、シャマルに連行されていった。

数分後、執務官服になったフェイトちゃんが戻ってきた。

「ただいま、はやて」

「おかえり、フェイトちゃん」

口付けて、いつものように抱擁。
フェイトちゃんは足を労わるように撫でていた。

「治るらしいから、平気やで」

「……うん」

いつものように「はやて!怪我、怪我。大変だよ!」なんて騒がないのは
もう、私の怪我の概要を知っているからなのだろう。
泣きそうな顔で、そっと抱きしめられて、私も泣きそうになる。

「外傷じゃないから、一緒に帰れるんやで?」

「……うん」

検査は通いながらでも大丈夫ですよ、とシャマルが言っていたので
病院で一人は嫌だと思った私は、フェイトちゃんと一緒のマンションから
通院する事を希望した。

「とりあえず、フェイトちゃんとのんびりできるかなぁ」

沈んでいるフェイトちゃんのほっぺたを、むにーっとひっぱる。

「過保護な執務官様は私を一人になんかせえへんよな〜?」

「休暇はいっぱいとったよ」

フェイトちゃんは素早く答えてきた。
そして、笑顔。

「やっと、普通に笑った。病人に気を使わせたらあかんで」

「そうだね。 じゃあ、いっぱいはやてを笑顔にするね」

その後、ベッドに乗ってきたフェイトちゃんだったが
念話で私が呼んだ、シャマルに撃退されたのだった。

手続きをフェイトちゃんに任せて、というか勝手にやっていた……。
病室から車椅子で車まで移動。
お姫様抱っこだよ! と、いう発言があったが却下し普通に車へ。

「はやてと、一緒に帰るのは久しぶりだね」

帰りの車で、うたた寝して。
家に帰ってフェイトちゃんに抱きつかれて、いちゃいちゃして。
足が動かない事以外は、いつものオフシフトの日だった。






to be continued

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